2004.11.15 項目設定

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るいネット「新概念の定義集」より
収束と統合(しゅうそくととうごう)
●性闘争(せいとうそう)
●序列原理(じょれつげんり)
●同類闘争(どうるいとうそう)
●不全と解脱(ふぜんとげだつ)
●共認機能(きょうにんきのう)
●自我(じが)
●私権(しけん)
出典:るいネット 編集部

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●収束と統合(しゅうそくととうごう)


収束とは、一点に収斂してゆく事。生物は、外部世界に適応しようとして先端可能性(与えられた状況とそれに対応する諸機能のうち、最も可能性のありそうな対象とそれに対応する機能)に収束する。先端可能性に収束する事で、個体(の意識)や集団や社会は秩序化され統合される。



●性闘争(せいとうそう)


メスの獲得を巡るオス同士の闘い。オスはメスを手に入れる為には、メスが安全に出産・子育てする為の縄張りを確保しなければならず、従って縄張り闘争も闘わなければならない。
性闘争本能はすべての動物に備わっているが、とりわけ哺乳類は、淘汰適応の必要から、性闘争本能をとことん強化した動物である。



●序列原理(じょれつげんり)


性闘争には(殺すまで闘ったのでは、種が絶滅してしまうので)敗れた方が勝者に従う敗従本能が付帯しており、その結果、1位・2位・3位…の序列が出来上がる。
動物集団は、この序列によって秩序化され統合されている。
徹底した力の原理で、人類社会の身分制度や肩書きや順位制も、この序列原理に基づいている。



●同類闘争(どうるいとうそう)


サル・人類に特徴的な、同類であるサル(集団)同士、人類(集団)同士の闘い。一般に動物は外敵闘争を第一義課題としているが、樹上に棲むサルは(外敵が少ないこともあって)サル集団同士の縄張り防衛が第一義課題となった。同類闘争に対応する本能は存在せず、その本能不全を突破する為に、サルは本能に替る共認機能という全く新しい機能を形成していった。
なお、サル・人類は、同類闘争の圧力を最大の圧力源=活力源にしている。



●不全と解脱(ふぜんとげだつ)


不全とは、機能不全のこと。機能不全に陥ると、飢えや怯えや苦痛などの不全感に恒常的に苛まれることになる。
この不全感を麻痺させる麻薬回路が、解脱充足回路。
サルや人類は、何であれ不全感が刺激されると、その不全感を和らげるために解脱回路に収束する。解脱の中心はスキンシップを原型とする親和充足と性充足。人類の解脱にはその他に、涙や笑いや快楽など(一般には娯楽)がある。



●共認機能(きょうにんきのう)


共認とは、共に認め合うこと。人類社会は、人々が課題や役割や規範や方針を共認することによって、統合されている。
共認機能は、元々は、不全から解脱する為に形成された機能で、相手の不全(期待)と自分の不全(期待)を同一視する共感回路を原点としている。相手と同化することによって充足(安心感等)を得る機能。正確には、相手の期待に応えて相手の反応を得ること(つまり、期待と応合のやり取り)によって充足を得る機能。



●自我(じが)


みんなの共認によって(自分には)与えられなかった評価の欠乏。他者否定と自己正当化の塊で、己に都合の良い幻想に収束する。従って、共認機能の派生物であるが、みんなの共認を破壊する敵対物でもあり、言わば、共認機能が生み出した鬼っ子である。



●私権(しけん)


私権とは、私的権益あるいは私的権限のこと。女、財(金)、地位など、全てが私権の対象となる。
過去3000年間は、誰もが私権の獲得(=私権闘争)に収束することによって統合された私権統合の社会である。























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